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正式には巨福山建長興国禅寺といい、山号は地名の巨福呂から、寺号は年号からつけられました。 1253(建長5)年、鎌倉幕府第5代執権北条時頼が中国(宋)の高僧蘭渓道隆を迎えて創建した 日本最初の禅宗専門道場で幕府と強く結び付きました。 創建当初は中国の径山万寿寺と同じく主要な建物が一直線に並ぶ伽藍配置であったといわれますが、大地震や火災の被害にたびたびあい、そのつど再建されて、現在の堂宇(※1)はほとんど近世の再建・移築になるものです。 ※1 堂、殿堂のこと 1325(正中2)年と1326(嘉暦元)年には、建長寺造営再建のため中国(元)に貿易船を派遣して、その費用にあてたりしています。 寺宝としては、蘭渓道隆像(絵画)などの国宝をはじめ数多くの文化財があり、中でも1255(建長7)年に 北条時頼がつくらせた梵鐘は、その美しさが関東第一といわれています。 鎌倉時代の末ころ、寺のお坊さんその他の人数は約千人に近い数であったといわれます。 寺で必要とされた米は1年間で三~四千石(※2)、年貢米は五千貫(※3)に達していたといわれ、寺領も莫大なものだったと考えられますが、確かな史料は残っていません。 ※2 30万〜40万升(450〜600トン) ※3 18.75トン 塔頭(※4)は49院を数えたといわれますが、現存しているのは12院です。 ※4 寺院の中にある個別の坊 西来庵・妙高院・同契院・天源院 正統院・龍峰院・宝珠院・回春院 禅居院・華蔵院・長寿寺・円応寺 また、野菜や豆腐入りのけんちん汁はここが発祥といわれているほか、一番奥にある半僧坊は天園ハイキングコースへ通じています。 【巨福山 建長興国禅寺】 国指定史跡 国宝(梵鐘) 国指定重要文化財(建造物) 国指定名勝 神奈川県指定重要文化財(建造物) 鎌倉市指定天然記念物 鎌倉三十三観音第27・28・29番 鎌倉二十四地蔵第9・10・11番 【建長寺】 〇住所:鎌倉市山ノ内8(北鎌倉駅から徒歩15分) 〇TEL:0467-22-0981 〇拝観料/入館料:大人500円、小・中学生200円 〇時間:8時30分~16時30分 〇定休:なし 〇HP:https://www.kenchoji.com/





















