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鎌倉は三方を山に囲まれ、防御上非常に有利な地形をしていましたが、人や物資の行き来には不便であったため、山の稜線を切り開いて道を作りました。これを切通と呼びます。切通は鎌倉への出入り口として交通上だけでなく戦略上重要な意味があったため、周辺には有力者の邸宅などが置かれていました。 鎌倉とその外を結ぶ切通のうち主なものを「鎌倉七切通」または「鎌倉七口」と呼びます。 防衛拠点としての切通には、「切岸」といわれる山の斜面を垂直に削り取って人工的な崖にしたものや、「平場」といわれる山頂や山腹に造られた平らな場所などがあります。道幅は馬がやっと通れるほど狭くなっているところもあります。 大仏切通は、この「鎌倉七切通」のひとつ。長谷から常盤を経て藤沢方面に抜ける道であり、狭く急峻な古道の様子がよく残されている国指定史跡です。 道の両側に高い絶壁のような苔むした崖が切り立っている険しい山道で、江戸時代から明治時代にかけて何度か整備されてきました。常盤側入口付近の一段高くなった崖にはやぐらがいくつかあり、やぐらの中には五輪塔などもありました。 また、このあたりに「東坂」「仲の坂」と呼ぶところがありますが、いずれも大仏切通へ抜ける道の坂の名からつけられたようです。 【大仏切通(鎌倉七切通)】 〇住所:鎌倉市常盤・長谷・笛田 (江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩15分、大仏ハイキングコース経由で途中切通へ。または、JR「鎌倉駅」東口バス乗り場から「藤沢駅方面」行き「火の見下」下車徒歩3分) 〇TEL:0467-61-3857(鎌倉市文化財課) 〇HP:https://www.trip-kamakura.com/place/198.html




















