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初めてこのモンブランを見たとき、正直「モンブランって、こんな形していいんだ」と思った。 丸くて、山のように絞られている——そんな固定概念を軽やかに裏切ってくる、四角いモンブラン。それが、LIFENRIの「洋栗のモンブラン」だ。 まず目を引くのは、そのビジュアル。 細く繊細に重ねられたマロンクリームが、きちんと角を持ったスクエア型に収まっている。上からふわっと粉糖がかかり、どこかニットのような、やさしく包み込む雰囲気もある。可愛い、という言葉が素直に出てくる見た目で、箱を開けた瞬間に気持ちが一段上がる。 そして、味。 これがまた「今までにない」と感じさせる理由のひとつがベリー系の要素。栗のコクや甘みをベースにしながら、ふわっとベリーの酸味が重なってくることで、全体が驚くほど軽やかにまとまっている。ただ甘いだけでは終わらず、後味にきちんと輪郭が残る。モンブランなのに、どこか洗練されたケーキを食べている感覚になる。 食べ進めると、層ごとの食感の違いも楽しい。 なめらかなマロンクリーム、内部の構成、それぞれが主張しすぎず、でも確実に役割を持っている。四角い形だからこそ、フォークを入れたときに断面がきれいで、味のバランスも取りやすい。見た目の新しさが、ちゃんと食べやすさにもつながっているのが印象的だった。 このモンブランを誕生日にもらったら、すごく嬉しいと思う。 派手すぎないのに特別感があり、「自分のために選んでくれた」という気持ちが伝わってくるケーキ。可愛さと大人っぽさのバランスがちょうどよく、年齢を問わず喜ばれる理由がよくわかる。 定番をあえて崩しながら、ちゃんと“美味しい”に着地している。 ベリー系で、四角くて、でもしっかりモンブラン。 記念日やちょっと特別な日に、記憶に残る一品だった。
500〜1,000円
![世田谷線沿いに新たにオープンしたパティスリー「LIFENRI(リフェンリ)」(松原)絶品ケーキと焼き菓子の美味しさの秘密 - ufu. [ウフ。]の画像](https://www.ufu-sweets.jp/wp-content/uploads/2023/12/231221lifenri_image00.jpg)













