6
由比ガ浜大通なかほどの道の角に「六地蔵稲荷大明神」ののぼりが立っており、鳥居と小さな稲荷社、その前に6体の地蔵像が赤いよだれかけを首にかけ、赤い頭巾を頭にかぶって並んでいます。これが六地蔵で、このあたりの地名にもなっています。 鎌倉時代、この場所からやや北のあたりに刑場があったといわれています。そこは永い間荒地になっていて、飢渇畠と呼ばれていたそうです。この刑場跡に、罪人の霊を弔うために地蔵をまつったのが六地蔵のはじまりで、後に人通りの多い現在の場所に移されたそうです。飢渇畠のことや六地蔵を整備したことを書いた史跡案内の石碑が立っています。 六地蔵についてはいろいろな説がありますが、仏教では、すべての生物は天道・人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道の6種の世界(六道)に生まれ変わりを繰り返すと考えられ、人間も恐ろしい地獄の世界や牛馬など動物の畜生の世界などに生まれ変わることがあるというのです。六道それぞれの苦しみを6種の地蔵が救うという考えから6体の地蔵を並べてまつったのでこの名がつけられたといわれます。よく見ると、6体の地蔵はそれぞれ手に持っているものが違っています。毎月4日には、この六地蔵にお参りをする人々が見られます。 また、このあたりは「芭蕉の辻」ともいわれています。鎌倉の雪ノ下に住み、「吾妻屋」という旅館を営んでいた江戸時代の俳人松尾百遊が、松尾芭蕉を偲んで、1786(天明6)年に芭蕉の有名な「夏草や つはものどもが 夢の跡」の句碑を建てたことから名付けられたようです。 【六地蔵】 〇住所:鎌倉市由比ガ浜1丁目付近(JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」西口から徒歩10分、江ノ電「和田塚駅」から徒歩4分) 〇HP:https://www.trip-kamakura.com/place/240.html



















